【保存版】慌てないためのチャットレディ税金カレンダー

チャットレディとして順調に収入が増えてくると、次に気になるのが「税金」や「確定申告」のこと。「確定申告って、毎年2月から3月の話でしょ?まだ先のことだから大丈夫!」なんて、のんびり構えていませんか?

もちろん、確定申告書の提出期間は決まっています。しかし、その準備は1年を通して行うのが、賢く、そして楽に乗り切るための最大のコツです。直前になって「何から手をつければいいの!?」「領収書どこだっけ…」とパニックにならないために、税金に関する年間のスケジュールを把握しておくことは非常に重要です。

この記事では、チャットレディのお仕事と税金の関係を「年間カレンダー」として、月ごとに「いつ」「何をすればいいのか」を分かりやすく解説していきます。このカレンダーを道しるべに、税金の不安を解消し、自信を持ってお仕事に集中できる環境を整えましょう!

【準備期間】1月~12月:日々の記録が大事

確定申告の準備って、具体的にいつから何をすればいいんだろう?やっぱり年末に1年分をまとめて計算する感じなのかな…?

実は確定申告の準備は、その年の1月1日から始まっています。日々のちょっとした習慣が、来年の申告時期の自分を劇的に楽にしてくれるんです!その時なって慌てないように今からできることを見ていきましょう。

確定申告で最も大変な作業は、1年間の収入と経費をまとめて計算することです。だからこそ、日々の業務の中で少しずつ記録を残していくことが、何よりも大切になります。確定申告の時期になって慌てることがないように地道な積み重ねが、後々楽になるためのカギとなります。

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毎月のルーティン「収入の記録」

まずは、お仕事の成果である「収入」の管理から始めましょう。多くのチャットレディは、複数のサイトや事務所に登録して活動しているかと思います。それぞれのサイトから報酬が振り込まれたら、その都度記録する習慣をつけるのが理想です。

手書きのノートでも構いませんが、無料で使える表計算ソフト(Googleスプレッドシートなど)や会計ソフトを活用するのがおすすめです。「いつ」「どのサイトから」「いくら」入金があったのかを一覧にしておけば、1年間の総収入を把握するのが非常に簡単になります。

また、サイトごとに収入を管理することで、「どのサイトが自分に合っているか」といった活動の分析にも役立ち、モチベーションアップにも繋がるでしょう。

節税のキホン!「経費の領収書・レシート」の保管

次に、節税において最も重要となる「経費」の記録です。経費とは、チャットレディの仕事をするために使った費用のこと。収入からこの経費を差し引いた「所得」に対して税金がかかるため、経費を漏れなく計上することが、手取りを増やすための基本テクニックとなります。

仕事のために購入した衣装やコスメ、パソコンやWebカメラ、インターネットの通信費などの領収書やレシートは、絶対に捨てずに保管しましょう。月ごとにクリアファイルや封筒に分けて保管したり、スマホでレシートの写真を撮ってクラウド上に保存したりする方法が便利です。何が経費になるか迷ったら、「これがあったから、今日の仕事ができたか?」という視点で考えてみると良いでしょう。

本格的に稼ぐなら「開業届」と「青色申告」の検討を

チャットレディの仕事を始めて、「思ったより稼げそう!」「これを本業にしていきたい!」と感じたら、年の途中でも「青色申告」への切り替えを検討する価値があります。青色申告とは、少し複雑な帳簿付けが必要になる代わりに、最大で65万円もの所得控除(税金計算上の割引)が受けられる、非常にメリットの大きい制度です。

この青色申告を行うためには、事前に税務署へ「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。提出期限は、原則として青色申告をしたい年の3月15日までですが、年の途中で開業した場合は、開業日から2ヶ月以内となります。より高いレベルで節税を目指すなら、この準備期間中に手続きを済ませておきましょう。

【確定申告シーズン】翌年1月~3月15日:いよいよ本番!申告書を作成・提出しよう

いよいよ確定申告シーズンって聞くけど…何から手をつけていいか、もうパニックです!1年分のレシートの山を見て、気が遠くなりそう…。

ここからは、1年間しっかり記録を続けていれば大丈夫!集めた記録を元に作業しよう。ステップごとに解説するから、一緒にゴールを目指そう!

1年間の記録という準備が整ったら、いよいよ確定申告書を作成し、税務署へ提出するシーズンです。期間が限られているため、計画的に進めることが大切。やるべきことを一つひとつクリアしていきましょう。

1月頃:1年間の収入額を確定させよう(支払調書の確認)

年が明けて1月になると、いよいよ前年1年間の収入額を最終的に確定させる時期になります。この時期に、一部のサイトや事務所からは「支払調書」という書類が発行される場合があります

支払調書とは、サイト側が「あなたに1年間でこれだけの報酬を支払いましたよ」という内容をまとめた参考書類です。もしお手元に届いたら、ご自身で記録してきた1年間の収入額と大きなズレがないかを確認する目安として活用しましょう。

支払調書が届かなくても問題ありません。 FANZAライブチャットを含め、サイトによっては支払調書を発行しない方針の場合もあります。支払い先本人への支払調書の発行は法律上の義務ではないため、届かなくても全く心配する必要はありません。

支払調書がなくても、確定申告は全く問題なく行えます。 確定申告で最も重要で、正式な根拠となるのは、あなた自身が1年間記録してきた収入の記録です。だからこそ、日々の記録が何よりも大切なのです。

2月16日~3月15日:確定申告書の作成

いよいよ確定申告書の作成です。申告期間は、原則として毎年2月16日から3月15日まで。この約1ヶ月の間に、1年間の収入と経費をまとめ、所得を計算し、申告書に記入していきます。(※該当日が土日祝の場合は、翌平日が期限日となります。例えば2025年分の申告期間は、2026年2月16日(月)~3月17日(火)になる見込みです。)

申告書の作成方法は、税務署の窓口で相談しながら書く方法もありますが、初心者の方に特におすすめなのが、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用したe-Tax(電子申告)です。会計ソフトと連携させれば、日々の記録データを自動で反映させることも可能。マイナンバーカードと対応のスマートフォンがあれば、税務署に行かずに自宅から24時間いつでも申告が完了するので非常に便利です。

3月15日まで:申告書の提出と「所得税」の納税

完成した確定申告書は、期間内に税務署へ提出します。e-Taxならクリック一つで完了です。そして、申告書を提出したら、計算された「所得税」を納める必要があります。所得税の納付期限も、原則として申告と同じ3月15日です。

納税方法は、銀行口座からの振替納税(4月頃に引き落とし)、クレジットカード決済(手数料がかかります)、コンビニでの現金払いなど、様々な方法が選べます。期限を過ぎると延滞税というペナルティが発生してしまうので、必ず期限内に納税まで済ませるようにしましょう。

【申告後シーズン】翌年4月~:忘れちゃいけない!住民税と国民健康保険料

確定申告と所得税の納税が終わったけど、これで全部終わりですよね?

お疲れ様!実は、確定申告はゴールであると同時に、次のスタートでもあるんだ。確定申告の結果をもとに計算される、大切な税金と保険料の話をします。

3月15日に所得税の確定申告と納税を終えて、ホッと一息つきたいところですが、税金の手続きはまだ終わりではありません。確定申告の情報に基づいて、他の税金や社会保険料の金額が決定され、その通知がやってきます。

5月~6月頃:「住民税」の通知書が届く

「住民税」は、あなたが住んでいる都道府県や市区町村に納める税金です。これは前年の所得をもとに計算されるため、確定申告を正しく行っていれば、改めて住民税の申告をする必要はありません。確定申告の情報が税務署から各自治体に連携され、自動的に税額が計算されます。

そして、毎年5月~6月頃になると、あなたの自宅に住民税の税額決定通知書と納付書が届きます。納付は、一括または年4回(6月、8月、10月、翌年1月)の分割払いが基本です。会社員の方が副業でチャットレディをしている場合、確定申告の際に「普通徴収」を選択することで、この住民税の通知が自宅に届くようにでき、会社に副業を知られるリスクを軽減できます。

7月頃:「国民健康保険料」の通知書が届く

親や配偶者の扶養に入っておらず、専業でチャットレディをしている方は、自分で「国民健康保険」に加入する必要があります。この国民健康保険料も、住民税と同様に前年の所得をもとに計算されます。

そのため、確定申告で所得額が確定した後、夏頃(7月頃が一般的)に1年分の保険料の通知書と納付書が届きます。所得が増えれば、その分保険料も上がります。これも年間で必要になる大きな支出の一つとして、あらかじめ心の準備と資金の準備をしておくと安心です。

予定納税って何?(対象者向け)

チャットレディとして大きく稼げるようになると、「予定納税」という手続きが必要になる場合があります。これは、前年の所得税額が15万円以上だった場合に、「今年の所得税も同じくらいになるだろう」と仮定して、税金の一部を前払いする制度です。

対象者には、7月と11月の2回に分けて、税務署から納付書が送られてきます。もし年の途中で収入が減ってしまった場合などは、減額申請をすることも可能です。全ての人が対象ではありませんが、収入が伸びてきたら「こういう制度もあるんだ」と頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、チャットレディが知っておくべき税金の年間スケジュールをカレンダー形式でご紹介しました。最後に、1年間の大きな流れをもう一度おさらいしましょう。

年間スケジュール


  • 【通年:準備期間】1月~12月
    毎月の収入と経費をコツコツ記録する。領収書は必ず保管!

  • 【申告期間】翌年1月~3月15日
    支払調書を確認し、確定申告書を作成。
    期限内に申告と「所得税」の納税を完了させる。

  • 【申告後】翌年5月~
    自宅に届く通知書で「住民税」を納付する。
    夏頃には「国民健康保険料」の納付もスタート。

このように、税金の手続きは、確定申告シーズンだけで完結するものではなく、1年を通したサイクルになっています。そして、その全ての土台となるのが、日々の収入と経費の記録です。

年間カレンダーを意識して計画的に行動することで、税金は「よく分からない怖いもの」から「自分でしっかり管理できるもの」に変わります。税金に対する漠然とした不安がなくなれば、もっと伸び伸びと、そして自信を持ってお仕事に集中できるはずです。この税金カレンダーを、ぜひ活用してくださいね!

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